- いつも家で何気なく使っている電気について知りたい!
- 使いすぎでよくブレーカーが動作するけど、どのくらい電気を使っているのかわからない!
こんにちは、よつめです。
皆さん、毎日電気使ってますか?
今の時代、何をするにも電気って必要ですよね。
- 目には見えないし・・・
- 専門的な知識が必要だし・・・
と言う方も多いと思います。
そんな方に本日は、『第二種電気工事士』の資格を持っている私、よつめが電気の基礎知識を紹介させていただきます。(数回に分けて紹介します)
読んでいただいた皆さんの電気知識向上にお役立ていただけたなら幸いです。
実際のお客様のお宅にお伺いして、家の配線や状況について説明させていただいた経験もあります。
知っておきたい用語
皆さんのご家庭にきている『電気(電圧)』は、お使いの『電気製品(消費電力)』によって、『電気が流れる(電流)』が発生します。
ここではそれぞれの用語について説明します。
電流とは?
電流とは、電気が導体(電線)に流れる現象です。
記号に『I』を用いて、単位は[A]を使用します。
一般的に電流が『大きい』、『小さい』で表現され、
電気を熱に変える電気製品は電流が大きくなる傾向があります。
(電気ポット、電子レンジ、電気ストーブ等)
そして電流には、『直流』と『交流』という、2種類で電流があります。
一般的に家庭で使用する電気製品は、『交流』を使用しますが、
懐中電灯やリモコンなどの乾電池を使用する電気製品は『直流』を使用します。
また、パソコンやテレビなどの電気製品は内部で『交流』を『直流』へ変換してます。
最近の住宅に設置されることも多い太陽光発電については、発電した電気を『直流』から『交流』に変換して、電力会社に電気を売ったり、家の中で使用したりしてます。
電圧とは?
電圧とは電気(電流)を流そうとする力です。(圧力のようなもの)
記号に『V』を用いて、単位は[V]を使用します。
一般的に電圧は『高い』や『低い』で表現され、発電所で作られた『高い電圧』は、送電線や変電所、配電線を経由して『低い電圧(100V〜200V)』となり皆さんのご家庭に電気が送られます。
一般家庭では主に100V、200V対応の電気製品を使用します。
使用する電圧 | 主な電気製品 |
100V | 照明、TV、電子レンジ、電気ポットなど (電気ポットは200V製品もあり) |
200V | IHクッキングヒーター、エアコン、エコキュートなど (エアコンは100V製品もあり) |
100V製品と200V製品の違いについは、単純に『100V製品より200V製品の方が出力(パワー)が大きい』ということです。
200Vの電気製品は100Vの電気製品と比較して、電気を流そうとする力が強いので、エアコンに例えると短時間で室内を快適温度に到達させることができます。
パワーが大きいと聞くと、『電気料金が高くなるのでは?』と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、『消費電力』が変わらなければ100Vでも200Vでも電気料金にはあまり影響はありません。
消費電力とは?
消費電力とは、電気製品を動かすために必要な電気(パワー)です。
記号に『W』を用いて、単位は[W]を使用します。
消費電力が大きいほど、使用する電気量も多くなります。
また、消費電力が大きい電気製品ほど、大きい電流が発生します。
電気料金に関係する部分なので、気にされる方は多いのではないでしょうか?
電流・電圧・消費電力の関係性
ここでは、前項で説明いたしました電流・電圧・消費電力の関係性(計算方法)について紹介いたします。
電流・電圧・消費電力の計算方法
電圧・電流・消費電力は下記のような数式で計算することができます。
『計算方法がわかってもどの数字を入れればいいかわからない!』という方もいらっしゃると思います。
数式に当てはめる数値については、電気製品の裏側に製品説明に記載されています。
電流・電圧・消費電力がすべて記載されていればいいのですが、中には『電流だけ記載されていない』ものもあります。(けっこうあります)
【具体的な例(よつめの家にある電気ポット)】
記載事項:100V 50Hz /60Hz 1300W
適用する電圧↑ 適用する周波数↑ 消費電力↑
電流の記載がなくても、
電流(I)=1300(W)÷100(V)=13(A)
上記の計算式で電流を求めることができます。
電流については、数値の大小を確認する以外にも『電気の使いすぎによるブレーカー動作(ブレーカーが下がる)』を防ぐためにも必要な数値となります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
電気は専門性がある分野ではありますが、現代の生活では欠かすことのできない身近な存在です。
だからこそ最低限の知識は身につけておきたいですよね!
今後も続編として電気の基礎知識を紹介したいと思いますので、よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、本日はこれにて失礼いたします。